|
スヌーピー(Snoopy)
チャーリー・ブラウンの飼い犬。二人の絆は深いが、いつまでたってもチャーリーの名前を覚えず「丸頭の男の子(round-headed boy)」と呼んでいる(しかし連載初期は何故か「チャーリー・ブラウン」と呼んでいた)。連載当初は普通のビーグル犬だったが、回が進むごとに知的になり、二足歩行ができるようになり、ついには著作活動を始め、弁護士や医者、果ては戦闘機のパイロットになりきったりするようになった。しかし人間の言葉はしゃべれないので、彼のせりふはしゃべっているわけではなく、頭のなかで彼が考えている思考である(ただしチャーリー・ブラウンには通じていると思われる描写がある)。誕生日は8月10日か8月28日。生まれたのはデイジーヒル子犬園で、8匹兄弟の1匹。漫画が始まってから2日後の1950年10月4日から登場。 彼の住んでいる犬小屋は、四次元空間なのか、はたまた地下室でもあるのか(チャーリー・ブラウンの話では階段があるので地下室はあるようだ)、外見では想像できないほど広い。玄関ホールにはカーペットが敷いてあり、観葉植物が置かれていたりテレビやエアコン、さらに卓球台やビリヤード台が設置してあるという。犬小屋の中はいくつかの部屋に区切られており、図書室などもある。時々チャーリー・ブラウンやライナス、シュローダーが彼の家の大掃除を手伝う。かつてはゴッホの絵が飾られており(1966年9月19日の火事で焼失)、現在はワイエスの絵が飾られている。スヌーピーが隣の猫をからかうたびにしょっちゅう破壊される。 初期は斜めから見たアングルでも描かれていたが、次第に横から見た図しか描かれなくなった。作者によれば、犬小屋も横からしか描かなければ、読者もスヌーピーの「なりきり」(例えば、飛行士に扮したスヌーピーにとっては、単なる犬小屋も戦闘機である)により感情移入できるのではないかと考えたからだという。地下室のネタもこの頃から始まっている。 |
|
前のページ |
次のページ |